赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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新入学やクラス替えを経験した小中高生も、6月に入り学校生活にも慣れ、親しい友人もできてくる時期である。だが教育評論家・尾木直樹氏によると“6月は一学期のいじめのピーク”だとし、ブログで先生や親に注意を呼びかけている。
6月8日付の尾木氏のブログ『オギブロ』では具体的な項目を挙げて、我が子が“いじめにあっているサイン”を見逃さないように助言している。
・元気がない
・登校をしぶる
・以前に比べて、朝の家族に対する朝の挨拶の声が小さい
・持ち物にイタズラされる、衣服が汚れている
尾木氏はブログで6月にいじめが増える原因として、人間関係が定着・固定するからだと綴っている。本来なら親しい関係ができるからこそ、毎日の学校生活が楽しくなってくるというもの。しかし人間関係の安定が負の方向に作用して、いじめの増加につながるとは悲しい現実である。
次のブログ更新でも、同じテーマを続けている尾木氏。「今の時期は凄い大切です」と重ねて、呼びかけている。
今の先生は授業以外でも日々多くの業務を抱え、教え子と向き合う時間がなかなか確保できないといわれる。一方で親も仕事が忙しく、帰宅後は慌しく家事を済ませるというケースもある。そうすると、親子の会話が少なくなっている家庭が増えていると想像できる。だが親に心配をかけまいと、必死になっていじめられている事実を隠す子どもも多いとも聞く。やはり親や教師がさりげなく子どもを観察し、“いじめにあっているサイン”を見逃さないようにしなければならないのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)