今年2月に急逝した歌手ホイットニー・ヒューストン(享年48)の遺児、ボビ・クリスティーナ・ブラウン(19)が“撮影中の人気のコメディドラマ『Tyler Perry’s For Better or Worse』から降板か?”というニュースを昨日お伝えしたばかりであるが、その報道に「ちょっと待った!」と物申している人物がいる。その人の名はタイラー・ペリー(42)。そう、同ドラマの監督を務めるハリウッドの超大物である。
「ボビ・クリスティーナ・ブラウンが人気コメディドラマ『Tyler Perry’s For Better or Worse』を降板!」
「ボビがコッソリと番組セットから去った際それに気づいた人はほとんどいなかった。」
そんな報道にメディアが沸いたばかりなのだが、一連の報道内容について同ドラマで監督を務めるタイラー・ペリー本人が声明を発表した。タイラーによると上記の主張は“まったくのデマカセ”とのこと。「ボビがさっさとセットから立ち去ったなんてありえません。すでに収録は終えているのですから。」とその事情を明かしている。
だが、ボビが今も母ホイットニー・ヒューストンの死から立ち直れていない点については、否定しようのない事実のようだ。タイラーはホイットニーの葬儀後にボビ本人と言葉を交わし、ドラマ『Tyler Perry’s For Better or Worse』でボビに役を与えることを決断。仕事に集中させれば“ホイットニーの死を嘆かなくなるかも”と期待した経緯を明かしている。収録現場では「ボビが辛そう」と感じた日は何度もあったというが、ボビは立派に仕事をやり遂げたとタイラーは断言した。
「どうかボビをそっとしておいてください。彼女はまだ子供なのです! 嘘は報じないでください。どうかボビに、ゆっくり息をついて(母の死を)嘆くゆとりを与えてやってください。」
そうコメントし、ボビを思い遣るショービズ界の大物タイラーは、ボビの“女優になりたい!”という夢を後押しする意欲に溢れている。ホイットニーの葬儀の後、タイラー本人に「演技がしたい」と語ったというボビ。様々な問題を抱え今なお母の死から立ち直れずにいるが、母がボビに遺した“人脈”という財産は今後彼女のキャリアを大きく左右するはず。一日も早く立ち直り、目指している“女優への道”をまっしぐらに突き進むことを願うばかりだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)