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牛肉麺(牛肉入りラーメン)といえば台湾を代表するB級グルメだが、この度高雄市の人気牛肉麺店で客の食べ残した料理を整理して、再び別の客に提供していたことが明らかになり社会を驚かせている。
問題になっているのは、高雄市の大牛牛肉麺店。モデル、タレントとして活躍中の陳志強さんの両親が経営する店として知られており、これまでにも芸能人や著名人が何人も訪れたという。近年は中国からの観光客も多く、経営は上々だったとみられる。
しかし、その厨房では目を疑うような恐ろしい行為が行われていたのである。現地メディアに訴えられた密告ビデオには、厨房の調理台に下げられた食べ残し料理が並べられ、オーナーとスタッフが素手でそれを1つの皿に盛り合わせる様子がしっかりと映されている。さらには、皿の縁の汚れを雑巾で拭き取る場面も見られた。
この報道を受け店側は、「食べ残しといっても手がつけられていないものばかり」、「捨てるのはもったいないから整理して出した」と話しており、「(再利用の料理を食べて)お腹が痛くなったという話も聞いたことがない」と、ほぼ事実を認めている。
また、食べ残しの再利用は調理師のアイデアだった。その調理師は反りが合わないことを理由に先月解雇したそうで、現在は再利用を行っていないという。高雄市衛生局はすでに調査員を派遣しており、事実が認められれば『食品良好衛生規範』に則って改善要求、もしくは最高600万元(約1600万円)の罰金が科せられるということだ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)