映画「バトルシップ」と「ジョン・カーター」。これらの映画には実はいくつかの共通点あるのだが、ご存知だろうか。まず両作とも本日4月13日（金）に日本で封切られたこと。そして「バトルシップ」はユニバーサル映画100周年記念作品、「ジョン・カーター」はウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品と、ともにアニバーサリー作品だということ。そして注目すべきなのが両作品とも主演がテイラー・キッチュということだ。

「バトルシップ」のプロモーションで主要キャストやピーター・バーグ監督とともに世界を飛び回り大忙しのテイラー・キッチュ。1月末には日本で「バトルシップ」大ヒット祈願出航式に登壇。3月末にはドイツ・ハンブルク、スペイン・マドリード、イギリス・ロンドンを訪れ、4月はじめには日本でのワールドプレミアのレッドカーペットなどのイベントに登場。そして4月10日にはシドニーでのオーストラリア・プレミアに出席している。その間にロンドンでの「ジョン・カーター」のイベントにも登場しているテイラー。やはり記念作品に2本も主演となると、その忙しさもスターの仲間入りといったところのようだ。

このテイラー、日本ではまだ知名度は高くない。だが、アメリカではTVシリーズ「Friday Night Lights」（06～）で高校アメフトのスター選手ティム・リギンズを演じて、2年連続でティーン・チョイス賞の候補になるほどの人気を博している。この頃のテイラーは、ブロンドで肩まで伸びた髪、Tシャツにジーンズの似合う、いかにもティーンエイジャーといった風だったが、今ではヒゲを生やして全身黒でキメてスーツを着こなす大人の男性へと成長しているようだ。

「バトルシップ」で共演した浅野忠信は、「しっかり役に成りきり、皆を自分の方に向かせるのがとても上手だ」とテイラーの演技力を評している。演技には妥協しないと言われている一方で、撮影中、空き時間には、「（浅野を）アメリカン･フットボールを観に連れて行ってくれたり、卓球大会に誘ってくれた」と、テイラーのフレンドリーで気さくな一面を明かしている。

ところで「バトルシップ」といえば歌姫リアーナが映画初出演を果たしていることにも注目が集まっている。本業だけでなく、恋愛でも話題にことかかないリアーナ。同作で共演したアレクサンダー・スカルスガルドにゾッコンのようで、ひょっとして恋している？という噂もちらほら。こちらも気になるところだ。

さてこの映画をきっかけに、テイラーは日本で人気スターとなるだろうか。まずは「バトルシップ」と「ジョン・カーター」、2作品を見比べて、テイラーの魅力を自分の目でチェックしてみたい。

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（TechinsightJapan編集部　関原りあん）