いつまでも衰えない美貌が人気のヴァネッサ・ウィリアムスも、つい先月には49歳の誕生日を迎えたばかり。このたび自叙伝『You Have No Idea(原題)』を出版することになったヴァネッサはプロモーションに大忙しの毎日を過ごしているのだが、その一環として出演したTV番組『Nightline』では衝撃的な過去を激白した。
1987年に生まれた長女を筆頭に、過去2回の結婚で4人の子供をもうけたヴァネッサ・ウィリアムスは忙しい日々を送る働くママである。そんな彼女にも、胸に秘めてきた数々の出来事が過去に起こっていたという。このたび自叙伝のプロモーションの一環として出演したTV番組『Nightline』で、彼女はわずか10歳のときに旅行先で18歳女性に性的イタズラをされたと告白し、以下のように当時を振り返っている。
「気持ち悪い体験ではなかったの。だからそれがノーマルなことなんだって思い込んでしまったのよ。」
「だけど10歳の少女が誘惑されるなんて、ノーマルなわけがないのよね。」
そんなヴァネッサは高校時代には妊娠してしまうも、結局は中絶を選択するという悲しい過去をも告白している。今では“自分の過去を容認することができる”と断言するヴァネッサなのだが、その一方で中絶反対を訴える団体からはすでに大きな批判の声があがっている。
確かに過去のトラウマを書籍という形で発表することは意義深いことだ。彼女が綴る内容に大きな共感を得、勇気を与えられる人もさぞ多かろう。だが中絶の告白に関して言えば、本の内容に含む必要性があったのだろうかという意見も多い。スキャンダラスな内容を多く含むこの自叙伝出版により、今後ヴァネッサは多少なりとも世間の反発を食らうことになるであろう。それが彼女の本意なのか、それとも1冊でも多く売りたいと願う出版社の狙いなのか、おおいに気になるところである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)