歌手デミ・ロヴァート(19)が、かつて摂食障害や自傷癖などを克服すべくリハビリ施設滞在を経験したことを知っているファンは多い。だが「ドラッグ」や「アルコール」の摂取については憶測ばかりが流れ、本人があれこれと言及することは皆無に等しい状況であった。そんな中、デミは有名人であるがゆえにそういったものを次々と提供された過去があることを雑誌インタビューで認めた。
「レストランやクラブで、プロモーターたちにドラッグやアルコールを提供されたの。みんな、私が店に戻って来ることを望んでいたからよ、そこに行けばデミがいるって感じになるようにね。基本的に、そういう人たちは私のご機嫌取りばかりしていたわ。」
英誌『Fabulous』にそう語ったのは、人気歌手デミ・ロヴァートである。かつては摂食障害、双極性障害、自傷癖と多くの問題を抱えていたことを明かしているデミなのだが、これら精神的な問題に加え、アルコールやドラッグといった問題とも決して無縁ではなかったようだ。当時の“セレブならでは”といった感のあるそうした生活は「楽しかったわ」などと大胆にも認めたデミは、次のようにも語っている。
「セレブでいることって、危険なことでもあり得るの。(セレブになれば)誰にも“No”って拒否されないから。」
「だからこれほど多くの人が(薬物の)過剰摂取で命を落としてしまうのよ。私にだって、同じような結果が待っていたかもしれない。」
現在は男性との交際もまったくないというデミは、「私は自分が完璧だなんて言うつもりはないの。だけど自分自身を愛し容認するすべを学んでいるところよ。」などと現在のポジティブな心のうちも明かしている。
ちなみに、ずいぶんシッカリしているように見えるがデミはまだ19歳である。そんな彼女がさらに若い頃、「“ビジネス”や“集客”につながるのなら…」とアルコールやドラッグを差し出してくる大人たちに翻弄された時期があったとはビックリである。しかし、有名人だからこそ経験した過去の暗い出来事をズバッと語ったデミは、とても勇気があるともいえる。デミの勇気ある告白を受け、ドラッグに安易に手を出そうものなら死に至ることもあるのだと、世界中の多くの若者が再認識したのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)