赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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わずか3歳で、成人並みの体重になってしまった男の子がいる。身長100センチ、体重60キロ。「一日の中でご飯を食べている時が一番楽しい」と話すこの男の子は、毎食少なくともご飯を3杯食べるそうだ。しかし、100メートルも歩かないうちに息が上がってしまうため、このままでは健康に大きな影響が出るのではないかと家族は心配している。
中国広東省に住むこの男の子。生まれた時は標準体重だったそうだ。しかし生後3ヶ月になった頃、まるで風船を膨らませるようにどんどん太り始めた。そして今では、フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」のマスコットキャラクターにそっくりな、丸々とした体つきになってしまったという。
男の子の父親は「大体100メートルが歩けるくらい。2歩歩いただけで『疲れた』と言い始める。このまま太っていったら足がもたないんじゃないか、心臓や血管を圧迫してしまうんじゃないか、それが心配」と話した。
医師によれば、男の子は重度の肥満症だという。肥満症とは、医学的にみて減量治療が必要とされる肥満を言い、きちんと管理しなければ高血圧や心臓病などの心血管系慢性病を併発する可能性が高い病気である。
数年程前から中国では都市部の肥満症が急増しており、特に「小児肥満」が深刻な社会問題となっている。原因はファストフードなどのバランスの悪い食事や運動不足と言われ、政府がこどもにそうした食事の制限やテレビゲームなどを控えるように呼びかけているが、中国には太っていることを富裕の証とする伝統的な考え方が根強く、都市部の肥満症は増加する一方だという。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)