赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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朝起きると妻の姿がなく、まもなく朝食を買って帰ってきた。そんな妻を、“浮気しているのではないか”と疑い、息子の目の前で殺害してしまった男に12年6ヶ月の判決が下された。
事件があったのは、昨年8月11日早朝。台湾では、朝食も外食やテイクアウトで済ませる人が多く、この日の妻の行動も日常的なものだった。しかし、朝食を買って帰って来た妻を見て、男は「昨日の夜は帰らなかったのか?」と尋ねた。妻は「家にいた。朝食を買いに行っていた」と答えたが、男が信じず口論になった。
同居していた男の妹が、騒ぎを聞いて駆けつけ止めようとしたが、2人の口論はますます激しくなり、男は妻を床に押し倒すと30分間にわたり首を絞めたという。妻の全身から力が抜けていることに気付いた男は、ようやく我に返り慌てて救急車を呼んだが、妻はすでに死亡していた。現場には7歳の息子もおり、父親の犯行を目撃していたそうだ。
裁判では、男が「妻に捨てられるんじゃないかと思った」と供述したほか、事件の6日前に薬を飲んで自殺未遂を図っていたことが明らかになり、男の妻への依存度が極めて高かったこと、愛妻と息子(関係機関が保護)と離れ離れになり十分に後悔していることなどから情状酌量の判決が下された。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)