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中国のマイクロブログに「ヨーグルトとゼリーは破れた革靴から作られている可能性がある」というつぶやきがアップされ、注目を集めている。
問題のつぶやきをアップしたのは、中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組でキャスターを務める趙普さん。9日昼頃、「調査記者からのメール:固形ヨーグルトとゼリーは食べない方がいい。特に子ども。内情は恐ろしいので、詳しいことは伏せる」とつぶやくと、中国の経済誌『経済観察報』の記者、朱文強さんも「中央テレビの人たちが、ゼリーとヨーグルトはもう食べるなと言っていた。捨てたはずの革靴が、いつの間にか腹に入っているようなものだそうだ」と同調した。
このつぶやきは、ネットユーザーたちの転載によって瞬く間に広まり、ネット上では「ゼリーやヨーグルトの製造過程に使われるゲル剤代わりに、革製品から抽出した工業用ゼラチンが使われているのでは」と推測が飛び交った。
また、中国ゼラチン協会によれば、山東、河北、江浙一帯には、いらなくなった革製品から不法に食用ゼラチンを生産する業者が存在し、こうして作られたゼラチンは消費者には見分けがつきにくいそうだ。
この騒ぎを受けて、ゼリーの製造企業は「ゲル剤にはゼラチンではなく、紅藻から抽出したカラギーナンを使用している。消費者は安心して食べてほしい」とコメント。ヨーグルトの製造企業も「大企業が食用ゼラチンを工業用ゼラチンで代用することなどあり得ない」と否定した。
なお、問題となったつぶやきは、9日夜に削除されている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)