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台湾宜蘭県の草嶺古道で、ハイキングに訪れていたツアー客37人が水牛2頭に襲われた。2頭の水牛は古道の横から突然飛び出し、ぶつかってきたという。襲われたツアー客のうち4人の女性がケガをし、中には鎖骨を骨折した人もいた。
草嶺古道は新北市貢寮区遠望坑から宜蘭県頭城鎮大里までの山間に続く、130年余りの歴史ある道である。13日午後、台北市労働組合の37人がハイキングに訪れたが、古道の半分を歩いたところで水牛に襲われた。
団体の前方にいた人は、水牛が走ってくるのを見て咄嗟に避けたが、中央にいた4人の女性は反応が遅れ、水牛がぶつかった衝撃で飛ばされた。その後、2頭の水牛はどこかへ行ってしまったそうだ。ケガをした4人のうち、60歳の女性が鎖骨を骨折したが、そのほかの3人は比較的軽傷で済んでいる。
宜蘭県農業処畜産科長の呉銘峰さんは、一行を襲った2頭の水牛について「古道付近の桃源谷一帯で放牧されている牛の可能性がある」と話す。管理が行き届いていないため、牛が食料を探しに来たのではないかということだ。また、発情期で気が荒れていたか、縄張りを侵されたと思い攻撃してきたとも考えられるという。
草嶺古道では過去にも農業者の飼育する牛が野生の牛に襲われたことがあり、別の専門家も「野生の牛は縄張り意識が強いので、見かけたらなるべく遠くへ離れた方がいい」と観光客に注意を促している。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)