台湾基隆市で2月23日、路上に停まっていた乗用車から金銭を盗もうとした男が逮捕された。男は遠くから走ってくるパトカーに気が付き逃げようとしたが、体が座席に挟まって動けなくなっていたという。

逮捕されたのは、身長170センチ、体重80キロの34歳の男で、助手席側のドアから車内を物色しているところを、パトロール中の警察官が発見した。近づいてみると、車のそばにアーミーナイフと懐中電灯が置いてあったため男に声をかけた。

男は「車が故障して動かなくなったので修理をしている」と答えたが、警察官が車のナンバーを聞くと顔色を変え、答えられなくなったという。警察官がそばにあったバイクを調べてみると盗難車であることがわかり、男は犯行を認めた。

男は何年も失業状態が続いていたので、バイクを盗んでから10数キロ走り、路上に停まっている車から金銭を盗もうとしたという。また、「車内からパトカーが見えたので逃げようとしたが体が挟まって動けず、ようやく抜け出したと思ったら警察官が横に立っていた」と供述している。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）