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2月25日土曜日の朝、ネルソン・マンデラ氏が下腹部の痛みを訴えたため、病院へ搬送された。国民が心配する中、政府はマンデラ氏の病状を発表した。
2月25日早朝、プレトリアにある病院に南アフリカ国民が尊敬するネルソン・マンデラ氏が搬送された。マンデラ氏は下腹部の痛みを訴えたために病院へ運ばれたのだが、政府の発表によると意識もしっかりしており、命に別状はなく医師もお墨付きの良好状態だという。
この病院への搬送は前から予約されていたもので、継続中の健康管理の中間検査のようなものだったのがたまたま下腹部の痛みと重なったという人もいる。
現在93歳のマンデラ氏。以前ボクシングをして体には自信があったようだが、刑務所で27年間も過ごした後アパルトヘイトが終わってから過去に二度、大病で緊急入院している。静かな余生を送っているマンデラ氏だが、側近のものによると、下腹部の痛みは時々あったようだ。
土曜日のテレビでは、このマンデラ氏の入院はどのチャンネルのニュースでもトップを飾り、ニュース速報では「国民はパニックにならないように。マンデラ氏に敬意を表して、マンデラ氏の家族に迷惑をかけないこと。」などというテロップが流れるほど、今でもマンデラ氏の存在が国に欠かせないものだということを表している。
このまま状態が良好ならば、日曜日か月曜日には退院できるそうだ。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)