赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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牧場主はわが子のようにかわいがっていた牛たちの死体を前に呆然とした。いつものように小川の水を飲んでいた牛たちが、次々と死んでいってしまったのだ。
クワズール・ナタール州の水問題省は、2月19日、ンガガネ川にシアン化合物が流出、その川の水を飲んだ牛12頭が死亡したことを発表した。衝撃的な出来事が起こったのは2月16日早朝、いつものように牛が牧草を食み小川の水を飲んでいたが、突然死亡したのだ。
この突然死は明らかに毒物性のものが川の水に混入している可能性があり、州の水問題省が調査を行ったところ、シアン化合物の混入がわかった。シアン化合物とは、いわゆる青酸カリとして知られている猛毒だ。
今のところ、青酸カリが流出したのは、川の上流にある合成ゴム製造所から流れ出たものと考えられている。州の水資源管理担当者は、水質調査の詳細な結果と牛の司法解剖の結果で青酸カリがこの製造所からであると判明した場合は、法的措置を取るだろうと述べている。死亡した牛の飼い主、及びその川周辺に住んでいる人々への損害賠償なども発生することだろう。
当事者の合成ゴム製造所では「(シアン化合物の使用量は)法で定められている安全基準値内である」と、青酸カリの流出責任がないことを主張する。
水質調査及び牛の解剖結果は今週中に判明することになっている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)