エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】“AKB48オーディション不合格の過去”を東京芸大卒の現役ミュージカル女優が告白。

「私もAKB48に入りたい!」こう思っている女の子は、今や日本全国に沢山いるだろう。そんな女の子たちに、ぜひ読んでもらいたいブログがある。過去にAKB48を目指しオーディションに挑戦した女性のものである。

彼女は大川麻里江(27)。東京芸術大学・音楽学部音楽環境創造科卒で、現在はミュージカル劇団『Rカンパニー』に所属している女優である。

『大川麻里江オフィシャルブログ「Marie’s Gallery」』では、1月31日から2月2日までの3日間にわたり“私がAKBに入れなかったワケ”と題し、オーディションに応募した経緯や不採用になって反省した点などをブログに綴っている。

2歳からクラシックバレエ、モダンダンスなどを学び、数多くの舞台に立っていたという大川。将来の夢は“ミュージカル女優”だった彼女は、大学在学中から舞台に出演していた。

ブログによると挑戦したオーディションは、AKB48第1期生メンバー募集だったようだ。オーディション情報サイトで「会いに行けるアイドル」、「劇場型アイドル」というコンセプトに惹かれたという。歌やダンスのレッスンを積みながら毎日、お客様の前で本番が出来る劇場型アイドルというのは、ミュージカルに通ずるものがあったようだ。

書類を送ると順番に面接していたようで、オーディションといっても緊張感は無く“事務所に遊びに行った”ような感覚だったらしい。だが「受け答えはキチンとしなくては」と考えていた彼女は、緊張しながらも大学のことやこれまでの経歴を話したそうだ。面接を終えた大川は手ごたえを感じ、事務所からの連絡を心待ちにしていた。

しかし、数週間後にきたのは「不採用」の連絡だった。大川が何よりも悔しかったのは、“自分の歌や踊り”を見せることなく判断されたことだ。連絡を受けた直後はショックで納得がいかなかったが、今になって分かる気がするとブログに記す。

彼女は面接中に、「僕たちは君の仲間なんだから、緊張しなくていいよ。」と言われた言葉を振り返っている。大川は面接で“自分を良く見せよう”と取り繕うことを最優先してしまい、相手から「一緒に仕事をやっていく仲間」として信頼を得られなかったのだろうと、不採用の理由を考えているようだ。

オーディションを受けた当時の彼女は自分の経歴をひけらかし、天狗になっていた様子もなかった。だが“成長するアイドル”とするAKBには、大川のように歌や踊りのスキルを持っているメンバーは対象外だったように感じる。AKBのオーディションに落ちた経験は“自慢話でも、悔いている訳でもない。学んだことが多い感謝している出来事”だと、大川は自分の気持ちを整理している。
(TechinsightJapan編集部 みやび)