2月11日に急逝した歌手ホイットニー・ヒューストン(享年48)の元専属運転手アル・ボウマンさんが、ドラッグに依存しきっていた当時のホイットニーの様子を激白して大きな話題になっている。
故ホイットニー・ヒューストンの専属運転手を務めていた経歴のあるアル・ボウマンさんが、コカインを入手する目的を果たすためにスラム街まで車を走らされたこと、元夫ボビー・ブラウン(43)とホイットニーが某有名女性歌手を交えたセックスに興じている姿を目撃してしまったこと、娘ボビ・クリスティーナのすぐ隣でホイットニーが堂々とコカインを吸っていたことなどを英紙『デイリー・ミラー』に告白した。その発言のいくつかを、抜粋してお伝えしよう。
■実娘の隣でコカイン吸入
「自分の目が信じられなかったよ。リムジンの後部座席にホイットニーが座っていて、コカインを吸入していたんだ。その隣ではまだ6歳か7歳だった娘がちょこんと座ってお人形遊びに興じていた。胸がつぶれそうな気分だったよ。」
「娘のボビ・クリスティーナは、両親と一緒にリムジンに乗り込んできたんだ。目の前でコカインを吸うっていうのに、ボビに対しては“ベイビー、ママとパパは大人のすることをしてるのよ。”なんて言ってたな。彼女にとっては大したことではなかったんだ。」
■ホイットニーの振る舞い
「俺はこれまでにビッグなセレブの運転手をしてきた。マイケル・ジャクソンやジャネット・ジャクソン、オジー・オズボーンやモトリー・クルーみたいなね。だけど中でもダントツ振る舞いが悪かったのがホイットニーだった。」
「まさに悲劇だったよ。グラマラスで、世界中で愛されているスーパースターだっていうのに、俺の車の座席にいるホイットニーはドラッグ漬け。まったくひどい状態だった。」
「すごく悲しかった。彼女のことを助けてやりたかったさ。だけど彼女はコントロール不可能で、誰の話にも耳を傾けるような状態ではなかったんだ。」
死に向かうまでの数週間、ボビ・クリスティーナを含む関係者ら数人は、リハビリ施設に入所し治療を受けるよう必死にホイットニーに勧めていたとも一部メディアは報じている。結局はリハビリ施設に入所することもなくホイットニーは突然死去、帰らぬ人となってしまった。
この元専属運転手の仰天告白が単なる金銭目的の“ネタ売り”なのか“真実”なのかは知りようもないが、ドラッグの怖さは十分に伝わるのではないだろうか。ただ最も哀しい事実は、あの天使の歌声を誇った歌手ホイットニーが天に召されてしまったことだ。彼女を失った音楽界、ファン、そして家族らの喪失感はひたすら大きい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)