歌姫ホイットニー・ヒューストン（享年48）の急逝により大きなショックを受けていると報じられる元夫ボビー・ブラウン（43）が、訃報を聞いた数時間後には気丈にもコンサートを行っていたことが判明した。

ホイットニー・ヒューストンの死に打ちひしがれていると言われるのが、元夫で歌手のボビー・ブラウンである。結婚していた時期にはボビーのDVが報じられ、ホイットニー本人も人気TV番組に出演してボビーとの愛憎を赤裸々に告白した過去がある。このたびのホイットニー急逝で、彼女のファンの間では再び“ボビー・バッシング”の動きが見られるが、一度は愛し合い結婚した2人である。それなりの愛情や尊敬の念が2人の心にあったことは間違いない。ボビーは家族や友人らに自ら電話をかけホイットニーの急逝を告げて泣き崩れたというが、R＆BグループNew Editionとのミシシッピでのコンサートは気力でこなし、ファンをおおいに感激させたという。

ボビーのコンサートが行われたのは、訃報が知らされたわずか数時間後のこと。ボビーはつめかけたファンに「ここに来てくれたみんな、愛しているよ。」と述べると天井を指差し、こう発言したのだ。

「ホイットニー、君のことを愛してる。」

惜しみない拍手と喝采をおくるファンのため、ボビーは立派にコンサートをつとめ上げた。

突然ホイットニーを失った家族、そしてファンの喪失感は計り知れないものがある。それゆえに彼女との関係が常に良好であったとは言い難いボビーに対し、再び憎悪を募らせているホイットニー・ファンも多いが、ホイットニーはボビーの苦しみなど望んではいないだろう。ボビー本人もまた深い喪失感に苦しんでいることは間違いないのだ。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）