身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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南アフリカのイースト・ロンドンで、1月10日、保険金詐欺の裁判にて医師が驚くべき証言をした。家族の申し出だけで、遺体を見ることなく死亡診断書を書いたという。これによって被告は日本円にして数千万円を手にしようとしていた。
事件が起こったのは2007年8月、南アフリカの与党ANCのイースト・ロンドン支部長であるゾラニ・ゼゴが亡くなったことから始まった。彼には2005年12月に180万ランド(約2000万円)の生命保険、2006年1月に170万ランド(約1900万円)の生命保険、合わせて350万ランドの生命保険に加入していた。保険金の受取人は当時の妻であった。
しかし実際にはゼゴは死亡していないことが判明し、彼と当時の妻は2008年8月に逮捕された。
死亡していないのに、なぜ死亡診断書があるのか?1月10日に行われた裁判で、死亡診断書を作成した医師が証言台に立った。医師によると、2007年8月にゼゴの兄と名乗る男が女性と共に病院へやってきて、医師の古くからの友人であるゼゴが動脈瘤によって亡くなったことを告げた。ゼゴの家族を全面的に信頼していた医師は、彼らが正確な死亡診断書が欲しいというので2007年8月1日に自然死であったという診断書を作成したと証言した。医師は彼らがゼゴの死亡の目撃者だと信じていたようだ。
保険会社はゼゴの死亡診断書に疑惑を持っていたため、期限内に保険金を支払っていなかった。すると、ゼゴと元妻は保険会社に支払いを求めて、ずうずうしくも訴えたのである。結局、ゼゴの生存が判明し2人とも逮捕となった。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)