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エアロスミスのフロントマン、スティーヴン・タイラー(63)が、日曜日に行われたAFCチャンピオンシップゲーム前に歌った国歌が今大変な話題になっている。スタジアムにつめかけた大観衆を前に堂々たるパフォーマンスを披露したスティーヴンに、一体何があったのか。
その日の試合はニューイングランド・ペイトリオッツ対ボルチモア・レイブンズ。名門NFLチーム同士の激突を前に観客は大興奮。選手らの鼻息も荒い中、我らがロックンローラー、スティーヴン・タイラーが堂々と登場し、アメリカ国歌を熱唱した。
だが彼の歌いっぷりはあまりにもロックすぎたようだ。まさに興奮が最高潮となったとき、思わずスティーヴンは「ギャオ~ウ!」と天を仰いで絶叫。エアロスミスの大ファンである記者にとってはまさに鳥肌もののナイスパフォーマンスであったが、このハードロックな歌い方に加え歌詞の間違いなどもあったせいで、物議を醸してしまったのだ。記者のように「ナイス!」と思った者、「ありゃイカン…」とクビを横に振る者の意見に二分されてしまう結果となったが、『FOXsports.com』のコラムニスト、ジェイソン・ウィットロック氏に至ってはスティーヴンのパフォーマンスをまさに酷評した。かつてスーパーボウルのハーフタイムで“オッパイポロリ事件”を起こしたジャネット・ジャクソン(45)を引き合いに出し、次のようなツイートをしている。
「スティーヴン・タイラーは、ジャネット・ジャクソンのオッパイよりはるかに卑猥。」
一大イベントでの国歌独唱。これはアメリカではかなり注目度が大きいようだ。以前には歌手クリスティーナ・アギレラ(31)がスーパーボウルで国歌を独唱するも歌詞を間違え大ヒンシュクをかっているが、スティーヴンのパフォーマンスについては「あれが彼のやり方。」と擁護するファンも結構多い。
自由なようでいて結構厳しい国、それがアメリカである。国歌独唱をして「おお、素晴らしい!」と評価されるアーティストが少ないのであれば、今後は有名オペラ歌手などを起用し、リハーサルにリハーサルを重ねるなどの対応が必要ではなかろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)