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南アフリカは日本に負けず劣らずクレジットカードやバンクカード利用者が多く、ちょっとした買い物にでもすぐカードを利用する人が多い。それに目をつける犯罪者もまたここ最近増加しており、1年で2億円もの被害を出した。
12月7日、南アフリカ銀行危機管理情報センターのカリヤニ・ピレイさんは、銀行が2010年10月から2011年9月の1年間でおよそ2000万ランド(約2億円)も損失を受けたことを発表した。この損失は『クレジットカードが存在しない』というカテゴリーの犯罪で、いわゆるカードの情報はあるもののカード自体が存在していないという『スキミング』犯罪をいう。
こういった犯罪は、主にレストランなどで多発している。支払いをクレジットカードでする場合、ウェイターがカードをレジに持って行って精算し、客がレシートにサインをするのだがその時点ですでにスキミングされている。ウェイターは持ち運びできるカード読み取りマシンに通すだけで、カードの情報をゲットできる。観光客の場合はスキミングに気づかず、帰国後に発覚することが多い。
警察の商業犯罪ユニットでは、カードのスキミングでは頻繁にウェイターを逮捕していることを述べる一方、「スキミングを行ったウェイターは即解雇されるものの、その後簡単に違う職場に入り込めることが問題」として、雇用時の調査過程の改良を雇用主側に呼びかけている。また、クレジットカードの持ち主は、カード利用の際はカードから決して目を離さないよう注意を促している。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)