イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】歌手デミ・ロヴァートが、かつて入所していたリハビリ施設を訪問。

まさにドン底とも言える状況に陥りながらも見事な復帰を果たしたデミ・ロヴァート(19)が、意外な場所を訪問したのは去る日曜日のこと。彼女が訪れた先は、昨年数々のトラブルを起こした後に「立ち直り」への望みをかけて入所したリハビリ施設であった。

「なんという感動的な一日。今日、たくさんの涙が流れたわ。そして『Timberline Knolls』での多くの思い出が蘇ってきたの。」

そうツイートしたのは、人気歌手デミ・ロヴァートである。摂食障害や依存症などに苦しむ女性に救いの手を差し伸べるこの『Timberline Knolls』と呼ばれる施設には、昨年デミ本人も入所し治療に専念。結果、3か月で帰宅を許されたデミであるが、入所中には自らが双極性障害であることにも初めて気づくなどし、心の内に溜め込んでいた数々の問題に向かい合う良い経験をしたようだ。デミは今年春に米ABCの『20/20』でインタビューに応じ、

「入所している間は、私の人生の中で一番頑張ったわね。毎日何時間ものセラピーを受けたんですもの。まさに闘いだったけれど、私は最後まで耐え抜いたのよ。」

などと熱く語っていた。9月に入ると人気テレビ番組で「女の子たちのお手本になりたい。」とも明かしていたデミ。その言葉通り、彼女はリハビリ施設に入所している女性たちを励ますべく、『Timberline Knolls』へと舞い戻ったのだ。

「今日、私は昨年滞在していたリハビリ施設を訪問したの。心の中の悪魔と闘う女性たちに話をするためにね。」

こうツイートするデミは、入所者たちに向けて自身の経験を語れたこと、また頑張り続ければきっと事態は良い方向に向かうのだと伝えられたことに、おおいに感激したようだ。

「お願い。どうか摂食障害や自傷、気分障害や薬物乱用と闘う人々のために祈りを捧げてちょうだい。」

そうともツイートするデミに、心を打たれたファンは数多い。アメリカのみならず、日本でも多くの若者がこれらの問題に苦しんでいるという。まずは誰かに話をすること、そして助けを求めることを恥じない姿勢が大事ではなかろうか。ドン底からスターダムへ這い上がったデミの不屈の精神が、ここ日本でも悩める人々の心に響くことを祈るばかりである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)