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1日乗車券の購入でカーボンオフセット! 東急・りんかい線共同の画期的な取り組みが釜石の森林を救う!?

お台場に遊びに行くことで、温暖化防止に貢献。画期的な取り組みが始まる。

東京急行電鉄と東京臨海高速鉄道は24日、「東急お台場パス」にカーボンオフセットを組み合わせた特別乗車券を販売すると発表した。

これは、「東急お台場パス」を購入して東急線とりんかい線を利用する乗客が鉄道利用によって排出するCO2量を推計し、同量のCO2を削減するために必要な費用を東急電鉄と東京臨海高速鉄道が負担するというもの。

これにより、カーボンオフセット(=排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することで埋め合わせるという考え方)が実現し、CO2排出量が実質上ゼロになる。

両鉄道会社の負担分は、東日本大震災で被災した釜石地方森林組合の森林事業などに活用されるという。両社によると、今回の取り組みにより、推計約6.5トンのCO2排出量をカーボンオフセットし、地球温暖化防止に貢献できるという。

「東急お台場パス」は東急線各駅と大井町駅までの往復乗車券と、りんかい線の大井町駅-新木場駅間の1日乗車券をセットにしたもので、お台場観光に便利な乗車券だ。

発売期間中は、大井町線大井町駅改札口でこの特別乗車券を提示すると、先着3000名にノベルティグッズがプレゼントされるなどの特典も用意されている。

「東急お台場パス」にカーボンオフセットを組み合わせた特別乗車券は、来月15日から来年1月15日まで、田園都市線渋谷駅、大井町線大井町駅、こどもの国線と世田谷線各駅を除いた東急電鉄各駅で販売される。

※画像は東急電鉄HPより
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)