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ありがとう井の頭線3000系 記念乗車券発売へ

京王電鉄は、3000系車両が年内で引退することを記念して、12月3日から京王線・井の頭線全69駅で「ありがとう3000系記念乗車券」を発売する。

これは3000系車両の画像をあしらった台紙に井の頭線の渋谷、下北沢、明大前、永福町、富士見ヶ丘、久我山、吉祥寺発の硬券乗車券をそれぞれ1枚ずつ、計7枚をセットにしたもの。

井の頭線3000系は、高度経済成長期真っただ中の1962年(=昭和37年)に登場。当時は全身緑色の車両が多く走る京王に導入された初のステンレス車両として注目を集めた。先頭車正面の上半分は、編成ごとにブルーグリーン、アイボリー、ライトグリーンなど異なる7色に塗り分けたレインボーカラーを採用。井の頭線のイメージを確立した。

記念乗車券は来月3日午前7時より京王線および井の頭線全69駅で発売されるほか、多摩動物公園駅前の京王れーるランドでも同日午前9時半より発売される。現存する3000系最後の編成の渋谷寄り先頭車両の番号にちなんで、合計3778セット発売される。発売価格は1セット1200円で、一人2セットまでの限定発売となる。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)