writer : techinsight

今年もクリスマスがやってくる! 25万球・40本のツリーが煌めく新宿イルミネーション、今夜からスタート

今年も残り40日を切った。年賀状発売に、忘年会の予約、そしてクリスマス…。「新宿テラスシティ」では毎年恒例のイルミネーションの点灯が本日よりスタートするのを前に、きのう報道関係者を対象にプレ点灯・撮影会が実施され、新宿西口から南口にかけての街頭が豪華絢爛なイルミネーションに染まった。

「新宿テラスシティ」は新宿西口ハルクから新宿サザンテラスまでの間にある小田急グループの各商業施設を一つの街と見立てたエリアで、全長888メートルにおよぶ。

小田急百貨店本館の窓面に現れた真紅のツリー(撮影:鈴木亮介・21日)

主催する小田急電鉄によると、今年の見どころは幅88メートル、高さ19メートルにおよぶ「窓に映る巨大ツリー」だ。これは小田急百貨店本館の窓面を電飾でツリーに見立てたもので、赤々と輝くイルミネーションは希望の光をイメージしているという。

温かい光に包まれるモザイク坂(撮影:鈴木亮介・21日)

モザイク通り一帯にもLEDによる光の装飾が施された。モザイク坂ではシルバーのスパンコールやオーナメントの装飾に加え、ゴールドのLED電球が壁面一体にちりばめられ、優しい光で覆われている。また、中間地点のモザイクステージには色とりどりの電飾で煌めく大小5本のツリーが設置され、道行く人たちがしきりに携帯カメラで撮影していた。

カップルの共同作業で光が灯る「絆のツリー」(撮影:鈴木亮介・21日)

新宿サザンテラス広場には、煌煌と輝くタワー状の「絆のツリー」が設けられた。タワー内にある2つのスイッチに手をかざすと、赤、青、緑、レインボー、ピンク、黄の6色いずれかの光が点灯し、荘厳な鐘の音が鳴り響くもので、カップルが互いの絆を確かめ合えるようになっている。

このほか、新宿ミロード館内では地元・新宿の文化学園大学と共同で残布などを用いて制作したエコツリーも設置される。全箇所合計で25万球のLED電球が使用され、40本のツリーがお目見えすることになる。

道行く人も思わず立ち止まる美しさ(撮影:鈴木亮介・21日)

今年は3月の震災で日本中が悲しみに包まれたが、こうして昨年と同じようにクリスマスのイルミネーションを楽しめるのは幸福なことと言えよう。もちろん環境にも配慮されており、小田急電鉄によると演出に必要な全電力1万キロワット時はグリーン電力でまかなうことに加えて、使用するLED数の削減および点灯時間の短縮により、昨年比50%以上電力使用量を削減するという。

イルミネーションは来年1月末まで毎日点灯(撮影:鈴木亮介・21日)

「新宿テラスシティ」のイルミネーションはきょうの夕方5時から点灯開始し、一部日程を除いて毎晩夜10時まで点灯する。点灯は来年1月31日まで毎日実施される。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)