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「行くぜ、東北。」 お得な乗車券も発売!東北新幹線全線開業1周年で記念イベント開催

JR東日本は8日、東北新幹線の東京-新青森間全線開通から来月4日で1周年を迎えるのに合わせて「行くぜ、東北。」キャンペーンを展開すると発表した。

東北新幹線は八戸-新青森間が昨年12月4日に開業。先月31日までにのべ245万人の利用があった。3月11日の東日本大震災発生により、4月28日まで一部区間が運転を見合わせたが、その時期を除いた八戸-新青森間の1日あたりの利用客数は約9500人で、新幹線開通前(特急列車の利用客数)である前年に比べ124%増となっている。

今回のキャンペーンは、震災からの復興に向けて力強く歩み始めた東北への旅行をPRするもので、キャンペーンに合わせて格安の乗車券「東北応援パス」が発売される。これはJR東日本全線の普通および快速列車が乗り降り自由の乗車券で、12月の週末限定で2日間有効となるため、東北各地を巡る一泊旅行に最適だ。

別途特急券を購入すれば、新幹線や特急列車も利用できる。区間の制限はないので、関東甲信越の自宅最寄り駅から全ての移動がこれ一枚で可能だ。発売価格は大人が9500円、小学生以下の小児が4000円となっている。

また、「行くぜ、東北。スペシャル温泉がいい値」と題した、往復の新幹線と宿泊をセットにした1泊2日限定のパックも販売される。来年1月5日から3月31日までの出発日で、指定された新幹線を利用し、東北の冬ならではの温泉の魅力を手軽に楽しむことができるようになっている。

さらに、青森エリアの主要各駅では、新幹線全線開通1周年記念イベントも実施される。今月26日には「青森車両センター祭り」が開催され、機関車などの展示やミニ新幹線の運転などが催される。八戸駅では12月2日から4日にかけて、地元名産が食べられる「いかVSさば祭り」を開催。新青森駅では12月3日と4日の土日に「青森県ゆるキャラ大集合」を開催。鉄道模型展やプレゼントが当たる抽選会も併せて実施される。

他にも様々な企画やイベントが満載だ。JR東日本ではこの「行くぜ、東北。」キャンペーンをPRするテレビCMや広告を制作。青森の津軽三味線や岩手の中尊寺、秋田のなまはげなどに加え、人気モデルの雨宮亜衣、JOSI、西秋愛菜の3名が出演する。さらにBGMには斉藤和義の「COME ON!」が使用されている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)