赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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南アフリカの警察官が、小さな命を救うために奮闘した。自らの両目を犠牲にしながら、蜂の群れから赤ちゃんを救い出したのである。
11月16日、ヨハネスブルグ近郊のボクスブルクをパトロール中だった警察官は、叫び声を聞いて現場に駆けつけた。そこにいたのは絶望的に立ち尽くす母親と、乳母車。乳母車には1歳になる男の子がおり、蜂が群がっていた。警察官はすぐに赤ちゃんを助けようとしたが、「乳母車から5メートル離れていても、赤ちゃんがぐったりしている様子がわかったが、はっきり見えたのは赤ちゃんの口だけだった。」というほどの群がりようだった。
ちなみに母親はボーイフレンドと一緒だったが、そのボーイフレンドは赤ちゃんを助けようとして蜂に刺されすぎて気絶していた。警察官はまず赤ちゃんを乳母車から取り出そうとした。しかし蜂は警察官にも襲い掛かり、彼の両目を刺してしまったため、何も見えなくなってしまったそうだ。仕方なく手探りで乳母車ごと蜂から引き離そうとした。途中で石につまずき転んでしまったが、芝生を転がり蜂を追い払った。そこで助けてくれたのが、気絶していたボーイフレンド。彼は意識が戻ると服を脱いで蜂を追い払うと、赤ちゃんを乳母車から救出した。その時点で赤ちゃんは泣くことすらできないほど重症だった。
急いで病院へと搬送され、重症の赤ちゃんと警察官はそこで一晩過ごすこととなった。
その後、無事退院した警察官と赤ちゃんは仲良く再会した。また、勇敢な警察官としてテレビでも放送された。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)