歌手マライア・キャリー(41)の夫ニック・キャノン(31)が、11月17日の朝、ロサンゼルス警察の警官に車を停止するよう命じられたことをTwitterで告白した。1週間に一度は「車を片側に寄せて停車せよ!」などと警官に命じられるというニックだが、それはどういう理由からなのか。
「こんなの初めてだぜ。警官がスンナリ俺を解放してくれた! その警官は黒人だったよ!」
そうツイートしたのはマライア・キャリーの夫ニック・キャノンである。ニックによると昔から警官が嫌いだったといい、その理由を次のように説明している。
「子供の頃、俺は警官ってやつが嫌いでね。警察官は虐めっ子。そんな気がしてたんだ。」
ティーンの頃から警官とひと悶着あったというニックは、「俺がまだ13歳の頃さ。俺がバイクに乗っていた時、すぐに停止しろって言われたんだ。そのときの警官は、銃を手にしてたよ。いったい俺が何をするつもりだと思ったんだろうね?」と言い、警官に対する強い不信感をあらわにしている。
このような経験から、すっかり警官に対して苦手意識を持つようになったというニック。今やショービスの世界で成功し富も名誉も手にしているが、今もなお週に一度は「車を片側に寄せて停車しなさい!」などと警官に命じられる生活だという。
「正直に言うとね、それって俺が高級車に乗った黒人男だからだと思うよ。」
そうとも言うニックは、このような事態の背景には自分の肌の色が関係していると確信しているようだ。ちなみに記者の友人に日系アメリカ人がいるが、肌色が濃く目立つ上に白目が幾分黄色いという理由で「ドラッグ吸引」を疑う警官に呼び止められることが頻繁にあるとぼやいていた。肌の色ゆえの差別は根絶が困難とも語っていたが、日本に住む我々にはなかなか理解の難しい話題でもある。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)