超豪華挙式からわずか72日でまさかの離婚申請に踏み切ったセレブ、キム・カーダシアン(31)に、思わぬ敵が登場した。彼の名はジョナサン・ジャクソン。2007年から2年間キムの広報を担当したと主張するこの人物は、このところTVやラジオ番組に出演しては「キムの結婚と離婚? あんなの全部ヤラセさ!」などと声高に訴えているのだ。
ジョナサン・ジャクソン氏がTV番組『Good Day L.A.』に出演したのは先週のこと。ここで彼はキム・カーダシアンとクリス・ハンフリーズ(26)の電撃離婚問題に言及し、「あれはヤラセだ!」とズバリ指摘した。さらには「『E!』が撮影できるように、契約書だって交わされていたのさ。」などと驚くべき主張をしてメディアを驚かせている。
「ショーの全てが完璧にヤラセってわけ。何から何まで脚本があったのさ。」
ジャクソン氏のこの発言のように、「婚約→豪華挙式→突然の離婚申請」という流れそのものが「デッチアゲでは?」という憶測は多くのメディアによって報道されてきたことである。キム本人と実母クリス・ジェンナー(56)はこの報道を真っ向から否定しているが、ジャクソン氏の爆弾発言が騒動のさらなる激化を招く可能性は否めない。
しかし、このジャクソン氏の発言にもかなりのムリがあることも事実なのだ。ジャクソン氏本人の発言によると、彼がキムの元で働いていたのは2007年から2009年まで。つまり、キムがクリス・ハンフリーズと出会う以前にジャクソン氏はキムの元を去っている。ジャクソン氏はラジオ番組にも出演し「キムは俺に一度たりとも給料を払ってくれなかった。」などとも語っているが、一度も支払いに応じない雇用主の元で2年もの間「働いた」というのなら、彼はかなりのお人好しであろう。
現在のジャクソン氏は、キムを含むセレブの元で働いた経験を綴った自書の売り込みに必死だという。今回の爆弾発言によりジャクソン氏が大きな注目を集めたのは事実だが、残念ながら彼の前途は暗そうだ。彼とカーダシアン家には守秘義務に関する協定が結ばれていたというが、それが事実であれば彼はれっきとした契約違反をしていることになる。「俺は、そんなものにはサインなんてしてないね!」と主張するジャクソン氏であるが、真偽のハッキリしない怪しい発言の数々ゆえに、彼の言い分を鵜呑みにするメディアは今のところ皆無に等しい。またキムを担当する凄腕弁護士マーティー・シンガー氏は早速調停を申し立てたといい、20万ドル(約1500万円)の支払いとキムのついて話すことを禁止する命令を求めていく構えという。ちなみにシンガー氏によると、ジャクソン氏がキムの「広報担当」であったという事実もないそうだ。
謎ばかりの多いジャクソン氏だが、彼の行き先はとりあえず「法廷」と相成りそうである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)