イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】キムの実母クリス・ジェンナー、故ニコール・シンプソンさんの実姉に糾弾される。「アンタって情けない女! 」

豪華挙式後わずか72日で離婚を申請し、メディアを沸きに沸かせているお嬢様セレブといえば、キム・カーダシアン(31)である。動向が注目される娘について連日あれこれ語ってはメディアに登場している実母クリス・ジェンナー(56)であるが、現在そのクリスが必死に売り込みをかけている自叙伝『Kris Jenner and All Things Kardashian』の内容に憤怒している人物がいる。その人の名はデニス・ブラウン。O・J・シンプソンの元妻で、1994年に殺害されたニコール・シンプソンさん(享年35)の実姉である。

キム・カーダシアンの実母クリス・ジェンナーがかつて結婚していたのは、敏腕弁護士ロバート・カーダシアン氏(享年59)だ。キムの実父でもある彼が手がけた裁判の一つにO・J・シンプソン事件があるが、彼を含む凄腕弁護団の活躍があり、「元妻ニコールとその男友達を殺害した!」と限りなく信じられていたO・J・シンプソンは無罪判決を勝ち取っている。

そんな因縁もあるが、生前のニコールさんとクリスの間に親交があったことは事実のようだ。クリスの新著『Kris Jenner and All Things Kardashian』の中にニコールさんの殺害事件について書かれた章がある。この中でクリスはニコールさんが殺害される運命の日に自分に電話をかけてきたこと、そしてその理由は元夫であるO・J・シンプソンがニコールさんに暴力をふるっていたことを証明する物品の数々をおさめたセーフティボックスを見せたがっていたからだと綴られているのだ。しかし、これを受けニコールさんの実姉であるデニス・ブラウンさんが激怒した。彼女は雑誌『The National Enquirer』のインタビューに応じ、クリスのことを「軽蔑すべきウソつき!」と呼んだ上、「妹の死を利用して金儲けなんてしないで!」などと述べて糾弾している。

「セーフティボックスに妹が入れてあった写真を誰かに見せたかなんて考えもしなかった。実際、O・J・シンプソンの裁判が始まるまで妹がセーフティボックスを使っていたことも知らなかったんだから。それは彼女が殺害されて何か月もあとになって知ったことよ。」

こう語るデニスさんはクリスが妹ニコールさんの死をビジネスのネタにしているのは「ガッカリだわ!」とし、「この2年半で私たち家族はようやく心穏やかな日々に戻りつつあるのよ。おねがい、クリス。妹の無残な死を利用したりしないで。」と続けている。

ニコールさんが実際に証拠品をクリスに見せたがっていたのかは定かではないが、遺族たちとクリスの間にただならぬ亀裂が生じていることは間違いないようだ。またO・J・シンプソンは現在すでに64歳になっているが、2007年に強盗事件などを起こし服役中である。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)