イギリス人コメディアン兼アクターのラッセル・ブランド(36)が、カナダ入国が叶わず予定されていたショーを延期したという報道からすでに数週間が経過した。このたびようやく念願のカナダ入国を果たしたラッセルは、その喜びをツイートし話題になっている。
「カナダの皆さん! 俺は君達の国にいるよ! さあ、行こうぜ!」
このご機嫌なツイートの主は、何かと世間をお騒がせすることの多いラッセル・ブランドである。5月には過去の犯罪歴を理由に日本への入国を拒否され、続いてカナダへの入国も叶わなかったことで、ラッセル本人はもちろんのこと待ち構えていたファンは心底ガッカリ。本人はカナダへの入国が叶わなかった理由を「カナダ側からの入国拒否によるもの」とツイッターで公表していた。メディアはもちろんのこと、ファンの間でも大きな話題として取り上げられ、もはや社会問題級の扱いにまでなっていたが、その後「カナダへの入国拒否報道はラッセルのジョークでした。」という否定報道までもが飛び出した。
一部メディアは、ラッセルが搭乗予定だったプライベートジェットの不調がカナダに行けなかった原因だろうと報道し、ショーが予定されていたカジノやカナダ側からも相次いでそれを「肯定」するコメントが登場。「駄目だ、カナダには入国できない。国と国、それに心と心の境界線なんか無くさなきゃ。」などとカナダ政府の方針を批判するツイートまでしていたラッセルだけに、一部ファンらからの「ジョークにしても全然笑えない。」「ラッセルはattention whore(注目されたがり)」「もう彼のショーに行くチケットなんて買うな」などという否定コメントがネットを賑わす始末であった。
ラッセル側からは一連の「嘘」についての釈明は聞こえてこないものの、飛行機の調子が良くなったのか、このたびようやくカナダへの入国を果たした。「カナダへの入国拒否」報道に続くジョーク説を信じていないメディアもあり、ことの真相はラッセルと国の役人、関係者らのみぞ知るということのようだ。
奇妙なキャラクターでありながら、なかなか優れた役者でもあるラッセル。口は禍のもととも言うが、奇抜すぎるジョークでファンを振り回すことだけは止めていただきたい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)