イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】海外セレブの豊胸事情、専門家はこう見る!<悲劇。豊胸失敗で“楕円形”乳輪をパパラッチの前でポロリ。タラ・リード>

99年の青春コメディ映画『アメリカン・パイ』などでブレイクした女優タラ・リード(35)は、友人のパリス・ヒルトンらとつるんでのパーティーが大好きな、ワイルドガール。「B級映画御用達」のセクシー女優としての名をほしいままにし、さまざまな男性達と浮き名を流して来たが、今年8月に新しいボーイフレンドと電撃結婚し、世間をあっと言わせた。彼女は以前、ビキニ姿を「6つに割れた腹筋」でバッチリ決めようと、痩せているのにお腹の脂肪吸引を受け、傷跡が「シワシワ」になってしまったことで有名だが、その際同時に受けた豊胸手術も失敗。乳輪が崩れて縦にビヨーンと伸び、長い楕円形の「ガチョウの卵型」になってしまったのだという…。

「もしもう一度豊胸術を受けなければならないなら、手術そのものを受けないという選択肢を選んだと思う。」とタラは06年に出演した米ABCのトークショー、『The View』で失敗した豊胸術への後悔について語った。それもそのはず、豊胸の失敗と脂肪吸引の傷跡のせいで、彼女はしばらく公の場でビキニ姿にはなれず、受けられたはずの仕事をたくさん逃してしまったというのだ。

タラが豊胸術を受けようと決心したのは、左右の胸の大きさが違っていたことが理由。「サイズは34のB(アメリカサイズ)だったけど、右のオッパイが左よりもいつも大きかった。体重は49kgだけど、いつも5kgくらいは増減するので、皮膚が垂れてもいた。」そこでハリウッドで成功するためなら、と一大決心をして豊胸術を受けることにしたのだという。

手術では、最初から執刀医とのコミュニケーションが不足していた。「大きめのBカップを希望していたのに、Cカップを挿入された。手術後すぐ、乳首の端に沿って“こぶ”が出来始めたけど、ドクターは“心配ないよ、きっとよくなるから”と言っていた。」しかし6か月たっても「こぶ」はなくならず、悪くなるばかりで、挙げ句の果てに乳輪が変形してしまった。

タラの崩れた乳輪が思わぬところで露呈してしまったのが、04年11月にニューヨークで開かれた、音楽プロデューサーでラッパーの “P. Diddy” ことショーン・コムズ(41)の35歳の誕生パーティーだった。黒いシルクのセクシードレスでバッチリ決めたタラが、会場の入り口でフォトコールに応えて微笑んでいる時に、左肩からドレスのストラップがズルリと落ち、ノーブラの胸が丸見え! パパラッチという最悪の聴衆の面前で、「ガチョウの卵型」に変形した乳輪ごと、左のオッパイをまるまる晒してしまったのだ。

もちろんその「ポロリ」写真はタブロイド誌を駆け巡り、まるで「世界最悪の罪を犯したみたい」な扱いを受けたというタラ。当時デートしていた男性達からも、「あれは一体何? ひどい見た目じゃないか。治した方がいいぞ。」と言われ、修正手術を決意した。8人もの美容外科医と面談し慎重に検討した末、ウェストハリウッドのベテラン美容外科医、スティーブン・スヴェラック医師をチョイス。お腹の醜い脂肪吸引痕と、胸を修正した。

「私のオフィスに来た時、彼女はとてもフラストレーションが溜まり、怒って希望を失っているようでした。」とスヴェラック医師は芸能誌『Us Weekly』に語る。彼の執刀で、乳輪がほぼ元の形に戻っただけではなく、垂れたオッパイをリフトする「ドーナッツ乳房固定術」で形全体もスッキリ整えた。タラは結果に大満足で「インプラント自体を取り除きはしなかったけど、代わりに自信を取り戻した。また女性に戻れたように感じるわ。」と語っていた。

最終的にタラは最初の執刀医に愛想をつかし、別の医師でやっと望みどおりの胸を手に入れたようだ。実は一度執刀をお願いしたドクターに術後、満足の行くような相談に乗ってもらえず、悶々とする患者さんは多い。やはりアフターケアにも医師の技量が大きくかかわってくるようだ。そこで今回も豊胸のカリスマ・ドクター、「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生にご登場いただくことにした。

-先生、今回のセレブ、タラ・リードは、豊胸後、こぶができてしまったそうなのです。術後のアフターケアは大切なのでしょうか?

池田先生:「そうですね。今回のケースではバッグを入れたようですが、バッグ挿入式の場合は、バストマッサージが必要ですね。」

-では脂肪注入法の場合はいかがでしょうか。

池田先生:「脂肪注入法ではバストマッサージは必要ありません。ブラジャーは術後お渡しするサポートブラを1週間着用していただきます。その後もなるべく圧迫のきついブラジャーをせずに、1カップ以上ゆとりのある大きめのブラジャーを着用していただくようお願いしています。」

-せっかく念願の乳房になれても、術後、快適に生活できるのかも気になります。後遺症についての心配はありませんか。

池田先生:「脂肪注入法バストアップは、ご自分の脂肪を胸に注入します。しこりや感染症、異物による後遺症の心配は他の方法に比べ、はるかに少なく安全です。私のクリニックでは、術前のカウンセリングはもちろんのこと、術後のケアについても丁寧に説明しておりますので、ご安心ください。」

何事も初めてのときの不安はつきもの。それが自分のカラダのことならなおさらだが、そんなときに詳しく説明してもらえる医師だと安心だ。事実池田先生の元にも他のクリニックで豊胸手術を受けたものの納得ができず、医師に説明を求めても「それは(あなたの)体質ですから」とそっけない対応を受けたという患者さんがワラをもつかむ思いで来院することがあるという。タラのように転院して遠回りするのではなく、最初から信頼できる医師にお願いしたいところだ。

さて、その後のタラは、また堂々とビキニを着られるようになっただけでなく、09年12月発行の『PLAYBOY』誌ではトップレスヌードを披露。「ヘビーにフォトショップ加工されている」という意地悪な見方もあるが、美しいオッパイを披露した。

これまでに米TV司会者、ロシア人ホッケー選手、ドイツ人億万長者、デンマーク人ビジネスマンとさまざまな恋の遍歴を重ねていたタラは、8月14日に電撃婚約をツイート。そのたった数時間後には「ギリシャで結婚式を挙げちゃった。妻になるのって最高。」とつぶやいて、世間をあっと言わせた。お相手はブルガリア人ビジネスマンのザック・キハーヨフさん。「結婚式は予定してなかった。でも2人でバカンスに出かけ、そこで彼がプロポーズ。今が良い時だと思い、式を挙げることになったの。」とタラ。

タラは近頃、ツイッターに新婚ツーショット写真を次々に載せ、とてもハッピーな様子だ。英リアリティ番組の『Celebrity Big Brother』への出演も終了し、来年公開の映画『アメリカン・パイ』のシリーズ4作目の『American Reunion(原題)』もクランクアップしたことで、夫とハネムーンピリオドを楽しんでいるよう。今後、胸元の開いたドレスを着るときはポロリしないように、「テープ2枚で貼りつけるわ。ダブルテープよ。」とのことだ。

※ 池田優子先生は、2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。(HPはコチラ<http://www.ikeda-yuko.com/?lpomax=002>)
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)