赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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あるビジネスマンが火災で死亡した。その死を村人全員が嘆き悲しんだという。このビジネスマンの温情ある行為が、村人たちに尊敬と感謝の気持ちを植えつけたようだ。
8月28日、南アフリカのムプマランガ州にある「ムクルワネ・リゾート」というゲームロッジで火災が発生し、4人が死亡した。亡くなったのはビジネスマン・ルノ・セホーレさん他従業員3人。その中でも従業員の女性の遺体は本人の確認ができないほど焼け焦げていたそうだ。
さらに地元の人が悲しい目撃談を語る。逃げ遅れた牛が炎に包まれていたのだという。「セホーレさんは自分の農場にいた動物たちを助けようと、トラックを運転しようとしたが、その車ですら炎に包まれた。」という目撃情報もある。セホーレさんはすぐにプレトリアの大病院へ搬送されたが、その後死亡が確認された。
村人はセホーレさんの死を心から嘆き悲しんでいる。数年前、ゲストハウスを経営するために彼がこの村に来てから、この村は生まれ変わったのだという。「セホーレさんは非常に謙虚な人物で、いつも貧しい村人たちに食料をあげていた。食べ物から建物の資材にいたるまで、村人全員がセホーレさんに頼っていた。彼がいなければ、この村は全く違った様相であっただろう。」と村人たちは述べている。
火災による損害は、建物や家畜など含めるとおよそ1500万ランド(約1億6千万円)にものぼるという。火災の原因は現在警察が調査中だ。放火ならば、すぐさま村人たちの怒りの矛先となるであろう。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)