映画『ナッティ・プロフェッサー2/クランプ家の面々』(2000年)にも出演した全米で人気のコメディエンヌ、ワンダ・サイクス(47)が、乳がんを患っていたことが分かった。
彼女が乳がんを発見できたのは、自身のある悩みが原因だったようだ。欧米では日本より豊胸手術をする女性が多いようだが、いっぽうで胸が大きすぎることを悩み減胸手術を受ける女性も少なくはない。ワンダ・サイクスも胸の大きさには悩まされていたといい、彼女は実際に今年2月に減胸手術に踏み切ったのだ。そしてその際、乳がんが発見されたのだという。
「私は乳がんだったの。そう、怖いでしょう?」
人気トークショー『The Ellen DeGeneres Show』に登場した彼女はこう語っている。
「私が減胸手術を受けに行ったのは2月のことよ。だってオッパイがものすごく大きいものだから、物に当たってはハジキ落としてしまったりしてね。食べるたびに物がオッパイに落ちちゃうし、大変だったの。」
陽気で健康そのものに見えるワンダが乳がんを患っていたとは想像しがたいが、この減胸手術後の検査で左胸に乳がんがあることが判明したという。幸運なことに彼女の乳がんはごく初期段階のものであったというが、乳がんは乳がん。3か月おきに検査を受け続けるという生活をずっと続けていく自信が無かったというワンダは、母方の家族に乳がん患者が多いという理由もあり健康な乳房ともども切除したそうだ。
「これでもう二度と乳がんにはならないわ。」
というワンダの表情はとても明るい。しかし減胸手術を受けたおかげでがんを早期発見できたとは、まさに驚くべきことである。
乳がんは初期に発見されれば完治する可能性が非常に高い病気である。特に40歳以上の女性であれば、是非定期的に検査を受けることをお勧めしたい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)