長きにわたり世界中で人気を博してきたバンド、エアロスミス。そのフロントマンであるスティーヴン・タイラーの父、ヴィクター・タラリコさんが、土曜に急逝したとのニュースがメディアを駆け巡っている。
ロック界の重鎮スティーヴン・タイラーも、すでに63歳。だがそのパワーみなぎるロッカー魂と素晴らしい歌唱力は、衰える気配すらなくファンを魅了し続けている。そんな天才ロッカーであるスティーヴンをこの世に送り出したのが、秘書をしていたという母スーザンさんと、クラシックミュージシャンでピアニストでもあった父ヴィクターさんである。
父のピアノを聴いて育ったというスティーヴンは、その素晴らしい演奏の影響を受け現在の「感情溢れる音楽」を創造するようになったという。まさしく父ヴィクターさんあっての現在のスティーヴンであることは言うまでもない。16歳にしてバンド活動を始めたスティーヴンは、今やその名を知らぬ人がいないほどの大物ミュージシャンである。ジャンルが違うとはいえ同じ音楽の分野で大成功したスティーヴンのことを、ヴィクターさんもさぞ誇りに思っていたことだろう。
スティーヴンの母スーザンさんは、今から3年前に84歳にして逝去したというが、ヴィクターさんは95歳での大往生となった。葬儀についての詳細は伏せられているが、スティーヴンはもちろんのこと、7人いるという孫や2人のひ孫たちも、ヴィクターさんの突然の死を悼んでいるに違いない。ちなみにヴィクターさんは、スティーヴンの娘である女優リヴ・タイラー(34)と、同じく女優でデザイナーやモデルとしても活躍しているミア・タイラー(32)の祖父にあたるセレブお爺ちゃんでもあった。
天国へ旅立ったヴィクターさんであるが、今は天国で妻との再会を喜びつつ、スティーヴンの変わらぬ活躍と健康を願っているのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)