身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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南投県で、市場で買った野菜を整理していた女性が、野菜の中に隠れていた蛇に指を噛まれた。この蛇は、猛毒で知られる「コブラ」で、女性は2つの病院で計6本の血清治療を受け、現在症状は落ち着いているという。
現地の派出所の警官によれば、蛇に噛まれたのは福亀村で家政婦を務める女性(30)。野菜を整理していた際に、指先に痛みを感じた女性は、野菜の中に15センチほどの蛇がいることに気付き、捕まえてガラス瓶に詰めた。
その後、女性は近くの救急病院を訪れた。医師はガラス瓶に詰められているのが「コブラ」であることを確認し、毒性の強さから少なくとも6本の血清が必要と判断したが、2本目を打ったところでアレルギー反応が見られたため台中榮民總病院へ転送された。榮民總病院で、無事残りの4本の血清治療を受けた女性。治療後の症状は落ち着いており、幸い傷口の壊死もないそうだ。
コブラの毒性は強く、15センチほどの子どもの蛇でも毒の強さは大人の蛇と同じだという。毒蛇咬傷は適切な治療を受ければ死ぬことはないと言われているが、それでも世界では年間4万人が毒蛇によって死亡していることを考えると、傷口の壊死もなかった女性は、実に幸運だったといえよう。
コブラが野菜の中にいたことについては、先日の台風で巣が壊され、菜園に迷い込んだところを野菜と一緒に収穫されてしまったとみられている。大きな袋にどっさりと詰められ、量り売りされる葉物野菜は、ひとつひとつ包装されたスーパーの野菜よりも、新鮮で安全に感じるものだが、思わぬところに危険があるようだ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)