赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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南アフリカの北西州警察は、8月14日、15歳の少年を逮捕したことを発表した。少年の罪は窃盗及び殺人。しかも盗んだお金はほんの14円だった。
南アフリカの露天や小さな店では、タバコを一本ずつ買うことができる。道でお金を拾った人やケースで買うお金がない人などでもタバコを購入することが可能だ。
警察によると、15歳の少年と19歳の少年の二人は8月13日土曜日の夜、57歳の男性を襲う計画を立てたという。少年二人はタバコを買うお金、1.20ランド(日本円14円)が欲しかったからだ。男性はもちろん抵抗をした。すると一人の少年がナイフを取り出し男性を何度も刺し、もう一人は石で男性の頭部を殴った。男性はその場で死亡、少年二人は走って逃げた。事件の通報を受けた警察が捜索したところ、数時間後に道を歩いている15歳少年を発見し逮捕した。19歳の少年は未だに逃走中だ。
不景気の中、就職口もない若者の鬱屈した世相を表す事件のようにも思える。しかし、たった14円のために人の命を殺めるという発想に、「命の重さ」を尊重しない南アの一部の若者たちの狂気が見え隠れするように感じる。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)