「オオカミ男」が、マリファナを吸っていたらしい。今週のはじめ、映画「トワイライト～初恋～」で人狼「エンブリー・コール」の役を演じていた俳優のキオワ・ゴードンが逮捕されていたことが分かった。当初は「飲酒運転で逮捕された」と報じられたキオワだが、その後、以前に出された逮捕状に基づくものであることが明らかになった。

警察が発表したところによると、8月8日の早朝、アリゾナ州のテンピで彼が所有している車にいたところを、テンピ警察により身柄を拘束された。この逮捕理由は、以前にキオワに出されていた逮捕状に基づくもので、彼は薬物摂取とアルコール所持で検挙されていたが、その裁判に出廷していなかったためである。

当初は、「飲酒運転で逮捕された」と報じられたキオワだが、後の警察発表で、警察官に発見された際にキオワ自身が車を運転していたわけではなく、彼の名前で登録されている車両の助手席にいたことが判明。警察官が、車両の登録データを調べた際に、キオワ・ゴードンに対して逮捕状が出ていたことが分かったのだという。

キオワに対して出されていた逮捕状の一つは、彼が昨年の9月はじめ、バイクを運転している際に検挙されたものについて。夜遅くにバイクを運転していたキオワを目撃した警察官は、彼が薬物摂取をした状態で運転していたことを疑い、検査の結果、マリファナを摂取していたことが判明。このため、メサ地方裁判所により保釈金1000ドルの逮捕状が出されていたが、彼は法廷に出廷していなかった。

一方、もうひとつの逮捕状については、アルコール所持についてスコッツデール地方裁判所で出されたもので、500ドルの保釈金がかかっていたが、こちらの容疑は取り下げられている。

このためメサ警察署では、キオワ・ゴードンの逮捕状について照会を行うため、彼の身柄を拘束していたテンペ警察署まで、警察官を派遣。これは別の管轄で出された逮捕状が出された場合の標準的な手続なのだという。その後、キオワ・ゴードンは、逮捕状を出していたメサ市の留置所に移送されている。

なお、今回の逮捕についてキオワ側の広報からはコメントは出されていない。彼は今月18日に法廷出廷する予定となっている。
（TechinsightJapan編集部　クローン中山）