イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】『glee』女優のジェーン・リンチ、風邪薬シロップの依存症だったことを明かす。

人気ドラマ『glee』でチアリーディング部コーチの「スー・シルベスター先生」役を演じている女優ジェーン・リンチ(51)が20年前、液体風邪薬に依存していた過去について明かした。

リンチは来月13日にHyperion Voice社から出版される自伝『Happy Accidents』の中で、31歳の頃に、液体風邪薬『NyQuil syrup』に依存し、全てを忘れようとしていた過去について語った。『NyQuil』は米国のドラッグストアでは一般的に手に入る風邪薬だが、アルコール成分を含んでおり、過剰に摂取すればアルコールを摂取したのと同じ状態になるため、肝臓などの臓器にダメージを与える危険性がある。

リンチは1991年頃、1年間ほどアルコールに溺れた生活を送っていて、「このままではアル中になる」と恐れお酒を止めたばかりだった。しかし、アルコールを断った直後は、まず甘いものにはまってしまったそうだ。「それまで飲んでいたビールから体が摂取していた糖分を補うために、毎日1ガロン(約3.8リットル)のチョコレート・アイスクリームを食べていた。」と彼女は語る。

しかし、お気に入りだったビール『ミラー・ライト』の代替品は、アイスクリームだけでは足りなかったようだ。「何か自分をなだめるものが必要」と思ったリンチは、『NyQuil』のシロップを毎夜寝る前に飲みはじめた。「NyQuilにアルコール成分が入っているとは知らず、禁酒は成功していると思っていた。」

15年舞台女優として過ごしたシカゴからニューヨークに移り、70年代の国民的人気TVドラマ『ゆかいなブレディ家』を元にした舞台『The Real Live Brady Bunch』に母親役で出演するようになった時、その依存症はさらに悪化したという。「そのころはいつも悲惨な気分だった。部屋に戻るとカーテンを閉めて、NyQuilをぐびっと飲んでは、現実に“さようなら”をして深い眠りに落ちていたものよ。」

そんなリンチが無事立ち直ったのは、ある日10か月間の公演を共にした舞台のメンバーと一緒に、マリファナを吸ってハイになった晩だった。リンチは「ハイになって現実を忘れようとしたけれど、まだひどい気分で以前より孤独に感じた。」といい、その後アルコール依存症患者の会『Alcoholics Anonymous』に入会。以後無事に依存症から立ち直ったそうだ。

「妻」の犯罪心理学者、ララ・エンブリー博士と結婚して1年以上経つが、彼女と出会った瞬間については、「会って1分しか経っていないのに、すぐに一目惚れして全面的に乗り気だった。」そうだ。今はララさんの愛が彼女を支えているに違いない。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)