イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】カルト映画『ビッグ・リボウスキ』、ジェフ・ブリッジスらキャストがファンの前に勢揃いする夢のイベントが実現へ。

98年に公開された、ジョエル&イーサンのコーエン兄弟監督・製作によるカルト映画『ビッグ・リボウスキ』。公開から10年以上経つ今も、熱狂的なファンが毎年『リボウスキ・フェスティバル』という名のイベントを開催し、映画にオマージュを捧げるなど、全米でサブカル好きな若者層を中心に人気を保ち続けている。今年は同映画のブルーレイ版の発売を記念して、主役のジェフ・ブリッジス(61)をはじめとしたキャストが全員、ニューヨークで開かれるフェスティバルに勢揃いし、ファンの前で「リユニオン」を行うことが、明らかになった。

『ビッグ・リボウスキ』は、俳優ジェフ・ブリッジス演じるヒッピー崩れのダメ男「デュード」が、同姓同名の大金持ちと間違えられ、誘拐事件に巻き込まれる様子を描くコメディ映画。「デュード」が唯一打ち込んでいるボウリングチームの仲間を、ジョン・グッドマン(59=写真円内右)と、スティーヴ・ブシェミ(53=写真円内左)が演じ、富豪の義理の娘をジュリアン・ムーア(50)が演じている。一度見ただけでは、おかしさが分からないという人もいるかもしれないが、じわじわとおかしさがこみ上げてくる映画である。

公開当時、ボックスオフィスではそれほどヒットしなかったこの映画だが、DVDが発売されるやいなやジワジワとアンダーグラウンドで火が付き、「深夜に見ると盛り上がる映画」として、全米及び英国などでカルト映画のステイタスを確立した。02年には、最初の「リボウスキ・フェスティバル」がケンタッキー州のルイビルで開かれ、その後いくつか別の大都市に飛び火。フェスティバルでは、「デュード」の好物の飲み物「ホワイト・ルシアン」を飲みながら、トリビアクイズをしたり、映画にちなんでボウリングをしたりしてファンが映画同様、ロウキーなラウンジ的雰囲気を楽しむというもの。

同フェスティバルには、コーエン監督兄弟の出席はまだなものの、ロサンゼルスで開かれたイベントに一度、ジェフ・ブリッジスが参加したことがあるという。それがここに来て、ブルーレイディスクの発売を記念して、公開から13年経った今月16日、ブリッジス、グッドマン、ブシェミ、ムーアの主要キャスト全員がニューヨークで開かれる「リボウスキ・フェスティバル」に勢揃いすることになったそうだ。会場は『Hammerstein Ballroom』で、チケットは42~62ドルするというが、全米のカルトファン達が大挙して押し寄せるかもしれない。日本の「デュード」ファンのアナタ、コアなアメリカ人ファン達に交じって、フェスティバルに参加してみては?
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)