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中国湖北省で60代の男性が胃痛を訴え病院で検査をしたところ、腹部に手術器具である止血鉗子が置き忘れられていることが分かった。男性は37年前に手術を受けて以来、度々胃痛を訴えていたという。
男性の話によれば、37年前胃の切除手術を受けたことがあり、腹部の止血鉗子はおそらくその時に置き忘れられたものだという。男性はこの間、常に胃痛に悩まされており、処方された薬を飲んでも改善しないことから、今回大病院で検査を受けることにしたのだそうだ。
執刀した医師によれば、当初、止血鉗子と内臓がくっついており大きなリスクが伴うと思われていた手術だったが、実際に手術を始めてみると止血鉗子はまるごと大網膜に包まれており、予想されていたよりは摘出しやすい状態だったという。術後、男性は徐々に回復しているとのことだ。
手術器具の置き忘れは近年でも報告されている医療ミスのひとつである。出血の激しい手術において、器具が簡単に隠れてしまうだろうことは想像するに容易い。術後のレントゲン撮影などで発覚する場合もあるようだが、そこでも見落とされ死亡に至ったケースもある。
37年間も、体内に異物をもちながら胃痛以外の症状に至らなかったのは不幸中の幸いであろう。長年の痛みから解放された男性。今頃はその喜びと、「もっと早く大病院で検査していれば」という後悔を噛みしめているのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)