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南アフリカのムプマランガ州で2005年2月に、教師が牛を盗んで逮捕された。彼は判決が出るまで保釈されて生活をしていたが、7月26日、ついにその判決が言い渡された。
2005年2月、ムプマランガ州で何軒かの家畜小屋から牛が22頭盗まれた。盗んだのは地元で高校教師をしていた男(44)。夜間に牛の群れを連れて歩いている教師を住民が目撃、警察へ通報し逮捕された。教師は裁判まで保釈されることとなったが、その後の生活は悲しいものだったようだ。
学校へ行くと憤った生徒たちが彼を学校から追い出すという行為をし、結局免職となった。運よく同じ年に近隣で教師と同様の職を見つけてそこで働くこととなった。警察によると「男の新しい学校での環境はよいというわけでもなかった。生徒との関係もあまりいいとは言えず、住民ともうまくいっていなかったようだ。とりわけ住民は彼に村から出て行ってもらいたかったようで、2009年には男の家に放火するという騒ぎも起こったほどだった」そうだ。
そして今年7月26日、裁判所は男に対して6年の懲役を言い渡した。
住民たちにとって牛は、彼らの生活を担う貴重な財産の一つ。このまま「牛泥棒」として周りから嫌われながら過ごすよりも、きちんと懲役に服す方が過ごしやすいかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)