赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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ジンバブエには55名の死刑宣告者が収監されているという。中には13年前に死刑を宣告され、戦々恐々と生きている人もいる。ではなぜジンバブエで死刑を行っていないのか?
13年間死刑を待ち続けている囚人は「執行されるのが今日ではないかと毎日おびえているので、すでに首をつっているようなもの」と述べている。しかし、実際のところ死刑は現在執行されていない。なぜならば執行者がいないからだ。
ジンバブエの死刑は絞首刑で、最後に死刑が執行されたのは2004年、その後2005年に死刑執行者は退職した。後任の執行者が見つかっていないということが「ジンバブエ刑務所の実態を話し合う」という政府系新聞で明らかになった。政府が新聞で何度も募集広告を出しているにもかかわらず、誰も応募してこないのだ。
この新聞上での議論において、ある議員は「募集広告は充分ではない。政府は死刑囚の減刑を考慮すべき時なのかもしれない」という。また、ある議員は「囚人にはブランケットだけ、食料もほぼないに等しい状況」と、刑務所のひどい環境を取り上げ、改善を求めていた。
罪を犯したとはいえ、国民に対する最低限の保障はするべきであって、大統領一人が国税を浪費するべきではない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)