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6月28日、南アフリカのダーバン観光局から、イワシが海を回遊している間は泳ぎに充分注意するよう呼びかけが行われた。イワシの群れにぶつかるというのではなく、イワシめがけてやってくるサメに注意しなければならないからだ。
この季節のダーバンはイワシの収穫時期で、浅瀬をイワシの群れが走っていくので有名だ。海中ではイワシの群れがひしめき合いながら走り、イワシ漁で浜に打ち上げられた新鮮なイワシがキラキラと輝いている。ビーチから網を投げて子供たちにひっぱらせ、大量のイワシを獲るというイベントも行われている。しかし、このイワシを獲ろうとしているのは人間だけではない。イルカやサメ、海鳥などもイワシを狙って浅瀬にやってくるのだ。
普段ならばシャークネットと呼ばれる防御網が遊泳地区に張られているので、サメを気にすることなく泳げるが、イワシがやってくる6~7月は毎年シャークネットが取り払われるのだ。そのため、ビーチで泳ぐ際にはライフセーバーに確認を取ってから、気をつけて泳ぐように呼びかけている。
実際に22歳のアメリカ人がダーバン沖のロッキー湾で、スクーバダイビング中にサメに襲われるという事故も起こっている。両手、そして左足にひどい噛み傷があるものの命に別状はないとのこと。この事故がシャークネットをはずしたために起きた事故なのかは、現在調査中だ。
この季節のイワシ漁は住民にとっては貴重な「稼ぎ時期」となるので、シャークネットをはずすのは必須。6~7月は人間よりもイワシなのだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)