世の中にはいろいろな占いがあります。西洋占星術(星占い)、東洋占星術(四柱推命、宿曜、算命学)インド占星術などなど。そしてタロットを中心にしたカード占いがあります。
占いにいくときには、どの占いを信用してよいのか迷いますよね。そこで今回は、占いナビということで、それぞれの占いの特徴と使い方を紹介します。
まず、西洋と東洋の占星術の基本は、生年月日時間になります。生まれた日の時刻に天体がどのような配列になっていたか、あるいは五行の配合がどのようになっていたかを中心に運勢を見ます。
「それなら、同じ日に生まれた日はみんな同じ運命を辿るんじゃないの?」という疑問が当然沸いてきます。もっともな疑問です。
でも、重要なのは星の巡りによる運命をだまって受け入れることではなく、ラッキーな星の働きをうまく使いこなせるかどうかで運勢が変わってきます。
一方、タロットカード占いは、自分でも意識していない本当の自分の気持ちを明るみに出すことに重点が置かれます。
タロット占いは、自分がカードを引くという行為があって、そのカードを占い師が解釈(リーディング)するという、二つのプロセスがあります。
自分がどのカードを引くかは、偶然のように思えますが、それは集合的無意識からのメッセージです。古代から続く人間の意識の集成の中にすでに存在している「答え」を引き当てるのです。
占い師(リーダー)は、そのカードが示す内容をリーディングすることで、その人の本当の気持ちを明らかにしていきます。
「自分の気持ちなんて自分で分かっているじゃない!」と思うかもしれませんね。でも実はこの世の中で一番分からなくて、アテにならないのは自分の心なのです。
もし自分の気持ちが自分でハッキリ分かっているのなら、精神分析も心理療法も必要ないわけですよね。わからないからこうしたセッションを受けるのです。
タロットが明らかにするのは、自分の気持ちだけではありません。先祖や前世の記憶であったり、今いる世界より高い次元からのメッセージでもあります。
最近のタロットは、単にどれか数枚を引いてそれを解釈するだけではなく、その中の絵のどの部分に着目したか、自分でストーリーメイキングをするという、一種の心理テストをミックスしたものもあります。
そんなわけで、難解な星占いよりも直接自分の心と向き合えるタロットは、重要な相談ごとから気楽な運試しにまで幅広く使える占い鑑定だと言えるでしょう。
どうぞ自分の気持ちと向き合ってみるためにもタロットカード占いを利用してみてください。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)