結婚69年の91歳夫婦、9日違いで旅立つ「夫の最期、妻は手を握って離さず」…
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注意を払っていても防ぎ切れなさそうな虫のようなものから命に関わる薬剤まで、食品への混入事件は世界中であとを絶たない。そのような中、ブラジルで缶詰の中から発見された異物は、ちょっと想像できない、そして想像したいとも思えないモノであった。
ブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州に住む女性が家族と共に食事中、食べようとして開けたミートボールのトマトソース煮の缶詰の中に、ミートボール以外の物が混入されていることに気がついた。それが何であるか女性が調べてみたところ、なんとコンドームであることが分かったのだ。
この発見で家族全員の気分が損なわれたとして、発見者である女性をはじめとするこの一家は、缶詰製造会社に対して損害賠償を請求していた。裁判所はこの家族の訴えを認め、製造会社に日本円にして約39万円の慰謝料を支払うよう、判決を下している。
慰謝料を払う羽目となった会社側の主張によると、このミートボールをはじめ商品の製造過程は全て自動化しており、その中でコンドームが混入されることなど全く考えられないとのことである。そのため、一体どのような経緯でコンドームが缶詰に混入されるに到ったのかは、現在まで全く明らかとなっていない。
だが、この事件で会社に対する消費者の信用度は一気に下落したであろう。例え会社側に落ち度がなかったとはいえ、解明に向けた調査をしないままでいると、会社側にとっても不都合な状況にしかならないのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)