歌にドラマにCMにと、今や台湾を代表する活躍ぶりの歌手、レイニー・ヤン（楊丞琳）。しかし、その華やかなイメージとは裏腹に、私生活は実に慎ましいものだという。

デビュー前、父親が事業に失敗し、その負債500万元（約1400万円）を背負うことになったレイニー。彼女が先日出演した番組『沈春華Life Show』の中で、デビュー以来10年間ドラマ以外では滅多に見せることのなかった涙を見せた。「自分が情けない母親なばかりに苦労をかけて申し訳ない」という母親からの手紙が朗読されたからだ。レイニーはこれに対し、「好きなことをさせてもらっている。少しも辛くない」と答えた。

そして19日、Hit FMのイベントに参加した際には負債について「この2、3年でほとんど返済できた」と話した。節約家の彼女は、暑い日には母親や姉と同じ部屋で眠り、クーラーの電気代を抑えるのだという。さらに、「下着も母親が夜市で買った100元（約270円）の物を使っている」と笑いながら話した。

今年27歳のレイニー。その若さで過酷な運命を背負ってきた彼女だが、そんなことは微塵も感じさせない明るい笑顔が多くのファンを魅了してきた。可愛らしさに色気も加わった最近のレイニー。今後の活躍にも期待したい。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）