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“ジャッカス” 俳優ライアン・ダンの20日未明の交通事故死(享年34)について、やはり飲酒運転によるスピードの出し過ぎが事故の原因であることが分かった。大破して焼け焦げたポルシェの無残な姿は、その事故の凄まじさを物語っているが…。
飲酒運転がなかば日常となっていた彼は、19日夜も4時間にわたり、仲間とともに隣町ウエストチェスターのバーで深酒をしていた。そのうち友人ザック・ハートウェルさん(同乗者・享年30)が暮らすウェスト・ゴーヘンの自宅は、バーからはたったの3kmであった。
「ほんのちょっとの距離」という油断があったことは否めない。「移動手段は車」と主張する人ばかりのアメリカでは、相変わらずこうした飲酒運転による事故が多発しており、“大破して死亡” というケースも多い。
気になる検視結果などが、地元ウェスト・ゴーヘン警察により発表された。ダンがハンドルを握った愛車はポルシェ997 GT3。20日未明の事故当時、制限速度の倍以上にも相当する時速200km超のスピードを出していたといい、血中アルコール濃度は、0.196(州の定める限度は0.08)であったそうだ。
ここから先は日本も含めての話だが、飲酒運転をすることは決して許されず、また飲酒した人の車にも決して乗ってはいけない。これはスピード感覚が鈍いためにアクセルを深く踏みがち、ブレーキ反応が遅いというだけのことではない。事故を起こした場合、多くのケースでアナタも共犯者とみなされる。
頼りのはずの任意保険も、運転手には下りず、アナタがもしも運転手の飲酒を認めたり勧めたりしていた場合、搭乗者補償も非常に厳しいものになる。それが社会の常識となっている今、なおも飲酒運転をしてしまうだらしない人。そういう人に限って、任意保険に入っていなかったりするものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)