NTTデータは、急速にビジネス分野で普及が進むスマートフォンやタブレット端末（以下　スマートデバイス）を、自社情報システムにおいてセキュアに活用するためのサービスとして「BizSMA」を発表した。
スマートデバイス導入に関する、検討から導入、運用までをトータルでサポートする。

「BizSMA」はスマートデバイス活用に必要となる、セキュリティ対策の検討、情報システムにおけるセキュリティ基盤整備、利用者教育などを提供するサービスである。

企業が保有する情報システムに「BizSMA」が提供する各種サービスを適用することで、スマートデバイスの多様なアプリケーション、広範囲なネットワーク接続、直観的な操作感などを活かしつつ、強固なセキュリティを担保するITサービスを実現する。

サービスは、「コンサルティング」、「ソリューション」及び「運用サービス」から構成され、システム運用全般に対してコミットするものとなる。

まず、「コンサルティング」は、企業内の情報システムにスマートデバイスの導入を企画する際、もしくはスマートデバイスを用いた新たなサービスを企画する際に懸念されるセキュリティ面の課題を解決するための診断を行う。

次に、「ソリューション」では、スマートデバイスを活用した情報システムの構築に必要となるデバイス管理、ユーザー認証、検疫などの機能を持ったソフトウェアを提供する。

デバイスを資産として、ハードウェア及びソフトウェアを一体化して管理するためのデバイス管理ソフトウェアや、デバイスを自社ネットワークに接続するための認証ソフトウェア、そしてマルウェアに対する検疫ソフトウェアや情報漏えい防止ソフトウェアなどが提供される。

「運用サービス」は、実際にスマートデバイスを社員がどのように活用していくかについての教育実施や管理体制の確立といったサービスが提供される。

これらを統合して提供することで、ワークスタイル、ライフスタイルそしてビジネススタイルのイノベーションを図る。

たとえば、出勤から退勤までずっとデスクワークにより業務を処理していた社員は、スマートデバイスの貸与によって、出張先からのメールや掲示板の確認、会議への参加といったワークスタイルの変化が期待される。

これは、2011年の大震災による節電実施を受けた輪番出社・在宅勤務も可能にし、日々の通勤時間をプライベート時間に振り向けるといったライフスタイルの変化を図ることができる。

これらによって、ビジネススタイルが漸次に変化していき、新たなビジネスチャンスの発見といったビジネスイノベーションに繋がっていくであろう。
（TechinsightJapan編集部　真田裕一）