NTTデータ先端技術は、電力計を内蔵した省エネ電源タップ製品「ゼクノタップ」と、PC管理製品「NOSiDE Inventory Sub System」を新たに連動させ、各セクションの電力使用量集計インベントリーを収集できる省エネソリュションを提供開始する。
ゼクノタップに搭載された各種機能はコントローラから無線制御され、「電力使用状況の計測・集計」、および「電源タップの通電状態の確認」、「電源OFFの指示」、「ログ収集」が、コントローラを介し、管理用PCから集中管理できる。
これらの機能により、オフィスにおける「節電状況の見える化」や、業務時間外のタップ電源OFFによる「待機電力カット」など、省エネに貢献する。
コントローラからタップまでは特定小電力無線通信による制御のため、特別な工事を必要としない、設置が容易な構成である。
オフィスの基本的な省電力アクションのひとつとして、離席時におけるパソコンのモニターオフが挙げられる。
センサー連動で自動的にオフにする製品もあるが、そうでないモニターはこまめに手動でオフにする必要がある。
また、数時間離席する場合には、PC本体もスタンバイ状態にしておく必要がある。
こうした基本的なアクションを遵守しているかどうか、セクションごとに集計して、必要な箇所に警告することができる。
業務終了後は、スケジュール設定により、PCのシャットダウン実行後、ゼクノタップの電源をOFFにする指示を行うことが可能である。
これにより、待機電流を含めた電力カットが可能となる。
節電は、行政機関からの要請とは別に、コスト削減の見地からも積極的に取り組むべき課題である。
電力計とセンサー付きの電源タップというユニークな設備により、社員の節電アクション実施状況を統制できるソリューションである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)