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ソニー 世界最小クラスのレンズ交換式デジタル一眼カメラ“α”『NEX-C3』発売

ソニーは、新開発の有効約1620万画素の“Exmor”(エクスモア)APS HD CMOSセンサーと高性能な交換レンズ等により、一眼レフカメラと同等の高画質写真とハイビジョン動画を撮影できるレンズ交換式デジタル一眼カメラ“α”『NEX-C3』を発売する。
コンパクトでありながら、デジタル一眼レフと同等の機能を持つ、魅力的なモデルだ。

デジタル一眼レフは性能と引き換えに大型の筐体を持ち運ぶ必要があり、気軽にカメラを持って外出することができないのが難点であった。

今般、ソニーが発売するモデルは最薄部25.9mm、本体質量(本体のみ)約225gで世界最小・最軽量級のボディを実現している。

これまで、デジタル一眼レフカメラは性能面の向上を中心に、一般のデジカメの機動力やレタッチ機能などのホビー系の機能充実を中心に発展してきた。

今回発表された『NEX-C3』において、両者の進化が統合された形となる。

多彩な新機能に加えて、進化したユーザーインターフェースを採用。

初めてレンズ交換式デジタル一眼カメラを使うユーザーでも手軽に楽しめるように、簡単で直感的な操作性を実現している。

「おまかせオート」設定中にセンターボタンをワンプッシュすると新搭載の「マイフォトスタイル」が起動する。

撮影の幅を広げる7つの項目(「背景ぼかしコントロール」「色合い」「明るさ」「鮮やかさ」「ピクチャーエフェクト」「美肌効果」「セルフタイマー/連続撮影」)をコントロールホイールとセンターボタンのみで簡単に設定が可能だ。

ピクチャーエフェクトは、「ポスタリゼーション」「レトロフォト」「トイカメラ」などのスタンダードな機能のほかに、特定の色のみをカラーで残して他の部分をモノクロに仕上げる「パートカラー」や、明暗を強調した緊迫感のある「ハイコントラストモノクロ」がある。

「ハイコントラスモノクロ」は、遺跡や廃墟の撮影に威力を発揮しそうだ。

選択した効果は、液晶画面のライブビュー画像に反映されるので、画像を確認しながら直感的に操作することができる。

加えて、複数の効果を組み合わせることもでき、ライブビュー画面で確認しながら自分好みのより自由な表現を簡単に楽しめる。

なお、女性でも握りやすい形状のグリップや質感の高いアルミニウムトップカバーを採用したボディは、ブラック、シルバー、ピンクのカラーバリエーションが用意されている。

同時に発売するアクセサリーと合わせて、ファッショナブルでスタイリッシュに毎日持ち歩いて撮影が楽しめるカメラである。

発売日は2011年6月24日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)