NTTアイティは、同社が提供してきた社内システムに外部からリモートアクセスするマジックコネクトサービスとミーティングプラザサービスを基に、震災後のテレワーク需要に対応するべく、外部からWeb会議などに参加できる「スマートテレワークサービス」を販売開始する。
テレワーク時にWeb会議に参加する場合、手元に社内の情報資産がないため、的確な判断ができにくいことが課題となっていた。
そこで、こうした課題を解決するため、マジックコネクトサービスとミーティングプラザサービスを同時に利用できる「スマートテレワークサービス」を製品化した。
「スマートテレワークサービス」では、社外のPCから社内の自席PCにマジックコネクトで接続した状態で、社外のPCからミーティングプラザのWeb会議に参加する。
ユーザは、社内の情報資産を活用しながらWeb会議に参加できるため、意思決定が的確に行え、効率的に会議を進めることが可能となる。
鍵となるのは、マジックコネクトで使用するUSBキーである。
USBキーの中にリモートアクセス機能の他に、ミーティングプラザで必要となる会議室予約・簡易ログインサイトのURL、各種WebメールサービスのURLが格納されている。
このUSBキーは、端末を特定しないので、ある時は出張先の借り物PCで、別の時にはインターネットカフェのPCなどを使ってアクセスできる。
ユーザは、自分の端末を持ち歩く必要がないのも大きなメリットである。
ユーザはマジックコネクトを使用しながら、簡単な操作でミーティングプラザのWeb会議に参加できる。
Web会議に参加している間もマジックコネクトを使用できるため、社内にいるかのように情報資産を活用しながら意思決定に参与できる。
テレワークの推進については、従来から交通渋滞・ラッシュの緩和、育児休暇中の社員の早期職場復帰に役立つものとして普及が求められていたが、今回の震災で事業継続計画の一環として大きく位置づけられるようになった。
本ソリューションは、そうしたニーズに応える有力な候補として注目されよう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)